2010年10月23日

第18回日本山岳耐久レース(その2)


第2CP〜ゴール

第2CPはコース内で唯一、1.5Lの水補給が受けられるので、ハイドレタンクに1.0Lのポカリとペットボトルに0.5Lの水をもらった。

しばし、座って休憩し、残りの補給食を取りやすい場所へ入れなおした。
再出発前に、この先の難所である御前山のアタックに向けてカーボショットを補給した。
今回はこぼさないで飲めた。
さっそく出発。

出発してすぐの下り坂で記念写真を取っていたので、ゼッケンが見えるように
ブレーカーの前を開けて、はいチーズ!

2.jpg


ゼッケン見えないとあとで写真探すのたいへんだからね・・・
こういう点は不思議と冷静に考えられるんです。笑


その後の御前山までは、スキー場のようなストレートの坂道が何度が繰り返す。

上の方では蛇行しながら上っている人たちのライトが左右に揺れている。

道端には、横になって寝入っている人も多くなってきた。
深夜となり、疲れも溜まって仮眠しているのだろう。

真っ暗な中でランプを付けずに寝ている人を自分のハンドライトで見つけた時にはこちらも少々ドッキリする。

各山頂や峠ではスタッフが明るい光と暖かい声で出迎えてくれる。
そこまで、静寂で自然の音しかない登山道を進んでいるので、スタッフの声はとても温かく感じる。ありがとう。

御前山到着後、大ダワまで一気に下る。
やや速いペースの下りの集団とともにしばらく進んだが、ペースが早く足をくじいてもいやなので集団を離脱して単独で下る。

大ダワでしばし休憩。

かなり疲労が溜まっている。しかし、きつい上りと下りで時間の貯金もかなり使ってしまった。ここで頑張っておかないと後半、制限時間に追われてもっと厳しくなってしまうので、休憩を2分程に切り詰めて出発した。

「残りの山場はこの先の鋸山と大岳山だけだから、鋸山を過ぎてしばらくしてからカーボショットを飲んで大岳山を乗り切ろう」と決めて出発。

しばらく行くと、ハンドライトが切れた。スイッチを押すと再点灯するが1分ほどで消える。電池切れだ。使い始めてほぼ10時間だからほぼ性能通りだ。
電池交換のためのロスがいやだったので次の休憩までは必要な時だけ使って凌ぐこととし、そのまま進む。

なかなか鋸山に着かないなぁと思いながら進んでいると、徐々に傾斜が厳しくなり、さらにきつい岩場となってきた。手も使わなければ登れないほどだ。

足にもかなりの疲労がたまって踏ん張れないのでハンドライトをホルダーにしまい、両手を使って4つんばいで岩を登る。後ろから見たらかなりカッコ悪いが、これ以外に方法はないから恥も外聞もない。

鋸山ってこんなにきついのか?考えながら、とにかく目の前を岩を一歩ずつよじ登る。つらい!でもこんな中途半端なところで休みたくない!
上はあえて見ずに、目の前の岩だけをみて一歩づつ登り続ける。
きつい!
でもとにかく止まらずに登る。

しばらくすると、数段先から人の声が聞こえた。

「お疲れ様で〜す。大岳山山頂です」

えっ?ここ大岳山だったの?
鋸山だと思って登っていた自分にとっては、嬉しい大誤算である。

大岳山へのアタックに不安を感じていただけに、すでに登ってしまったとはなんとも拍子抜けだが素直にうれしい。

頂上でハンドライトの電池交換と食料補給をして下りへスタート。大岳山の下りは気を抜くと転落しそうなほど激しい岩場だ。手足を使って一歩づつ慎重に降りる。

その後の御岳山までの道はゆるやかで進みやすい。

途中の水場で15人ほどの水補給待ちの列ができていたが、私のハイドレは十分に残っていたので、パスしてそのまま下る。

御岳山が近づくにつれて、登山道もハイキングコースのように道幅が広がり歩きやすくなる。

走って抜いていく人もいるが、私の足は両足とも数か所でマメが潰れ、擦りむけているようで痛みがひどくてとても走れない。

ここまできたら、確実にゴールすることを目指して出来るだけの速足で歩き続ける。

途中に地図に載っていない水場があった。
ここは待ちの人も1人しかおらず、水量も豊富なのでペットボトルの水を詰め替え、
贅沢にがぶ飲みしてみた。

ん〜冷たくてうまい!

その後、空も徐々に明るくなり、御岳山の手前で朝日が昇り、木々の間から差し込む赤い光がまぶしい。

朝日を浴びて改めて、「一晩歩き続けたんだなあ」という実感が涌く。

第3CP、御岳山6:00到着。
ここまでこの時間で来たらもう制限時間の心配もない。

御岳山ではCPや参道など応援の人も多い。
ここのスタッフの人も一晩中応援し続けていてくれていることを考えると感謝である。


30分ほど進むと最後の登りである日の出山である。登りが終わってしまうことを少しだけ残念に思いながら登頂。

頂上からの展望は最高であり街も一望できる。日の出前に来れば最高の夜景なのだろうが、
今は朝日がまぶしく、日焼けしそうなほど強い日差しのためまぶしくて長居すらできない。
あとは淡々と下るだけである。

走りたいが走れないので、開き直ってハイキングの気持ちで山道の景色を楽しんだ。

朝の澄んだ空気の中の散歩は最高である。

金比羅山の先でパンダ発見!応援ありがとう!

その先は一部コンクリート舗装された登山道だが、ボロボロの足には衝撃が強すぎて超痛い!
痛さをこらえながらできるだけ土の所を選んで下っていく。

舗装道路に出ると多くの応援者がいる。皆の応援にこたえる意味でも最後は足を引きずりながら走った。

そして待望のゴール!  19時間40分07秒

3.jpg


いのぴょんがゴール後で待っていてくれた。
ありがとう。

途中でリタイヤも考えただけあって、ゴールしての満足感は大きかった。

「途中で止めなくてほんとによかった・・・・」と心から思った。

スタッフの方、応援してくれた方、すべての方に感謝です。

ありがとう。

posted by あぐり at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | レース記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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